トンボのめがね

2026/06/13 10:17

トンボのめがね

今日は、秋根公園で虫取り網を持って遊んでいたら、空を埋めるようにたくさんのトンボが飛んでいるのに出会いました。子どもたちには届かない場所を飛ぶトンボ。

これは出番がやってきたぞ!と嬉しくなって、わたくし副園長は、6メートル伸びる網を空に向かってブンブン振り回しました。トンボ取りのコツは下から、またはトンボの尾っぽ側から網を振ることです。網を振るたびに、「ちょうだい!ちょうだい!」と群がる子どもたち。短時間でしたが20頭はとれたような気がします。

トンボは噛むので、羽をチョキの手で挟んでもちます。

 

調べてみると、このトンボは「ウスバキトンボ」のようです。淡い黄褐色の体に、翅の付け根の橙色の斑が特徴で、警戒心が薄く、人が近づいてもあまり逃げないのだそう。

ウスバキトンボは群れになって飛ぶ習性があり、今日見たような「空いっぱいのトンボ」も、この虫らしい光景なのかもしれません。

このトンボは、お盆の頃に数を増やすことから、昔から「精霊トンボ」「盆トンボ」とも呼ばれ、ご先祖様が姿を変えて里帰りする使いだと考える地域もあるそうです。

そういえば、書棚から新井裕さんの『トンボの不思議』を引っ張り出して読んでみました。

本書によれば、ウスバキトンボは毎年、北へ北へと移動を続けます。多くは寒さに耐えられず、その地で命を終えてしまうそうで、一見すると「無駄」な旅にも見えます。しかし著者は、それを別の角度から見ています。

温暖化などで南の生息地が急に失われてしまうリスクに備え、新しい生活場所を確保しておく”保険”のような役割を、北へ向かう個体たちが担っているのかもしれない、というのです。

今日、秋根公園で群れていたトンボたちの中にも、もしかしたらこれから北を目指す個体がいるのかもしれません。この茜色の目に、次はどんな景色が映るのでしょうか。

指先のトンボをじっと見つめる子どもたちの瞳は、何を捉えているんでしょう。何がみえているのか・・・。大人が見るトンボ、いわゆる「トンボってこうゆうもんだよね」と決めつけて観ているトンボとは違うものが観えている気がしてなりません👀

 

おしまい☺️

この記事を書いた人

なまえ:たかし先生

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